うつ病(鬱病)の治療法|元患者が20年の苦闘の末に掴んだ『うつ脱出法』!

うつ病(鬱病)の治療法をお探しの方へ。鬱病の元患者が『うつ病に立ち向かうための、たった1つの方法』をマニュアルにまとめました。あきらめることはありません。うつ病は治療で必ず治ります。

『うつ病の真実』の写真

うつ病の真実

¥ 1,785(税込)
出版社:日本評論社
うつ病の真実

内容はプロユースだが誰にでも読めるよう書いた本
★★★★★
2008-06-30
うつ病についての現代的な議論点、すなわち

DSMの操作的診断の長所とミスユース
抗うつ薬が効くからうつ病なのか
双極性と単極性の違いは?
気分安定薬はどんなタイプに効くのか?
パーソナリティとうつ病の関係は?

また、うつ病には過活動があるという筆者の論は、少なくとも治療的にはきわめて優れたものと思われる。

うつ病学者、うつ病治療者、かつ優れたライターでもある。筆者が書いた現時点でのうつ病についての知識のコース料理。プロの勉強になる本であるが、一般向けにも書いたところがエライ。褒めちぎります。



うつ病とはいかなる病気なのか
★★★★★
2008-06-29
本書は、雑誌「心の科学」(日本評論社)に平成17年3月号から平成20年3月号にかけて連載されたものを元にしている。

著者は冒頭で、うつ状態をあれもうつ病、これもうつ病と、なんでもかでもうつ病と診断する現代では適切な治療がおこなわれない結果、
うつが遷延してなかなか回復しない状況を何とか改善しなくてはとの問題意識を表明している。

次いで、そもそも、うつ病とは何なのか、進化生物学にはじまり、人類史をさかのぼり、
ギリシャ神話にみられる鬱の症状、ヒポクラテス、アリストテレスの記述などを紹介し、中世の魔女狩りを経て、クレペリンの躁鬱病、
現代に至るまでにうつ病とはいかなる病気ととらえられてきたのか概説している。

また、現代のうつ病概念や、DSM-IVの操作的診断基準の成立したいきさつ、治療法、今後の展望などについても解説している。

うつ病で悩む当事者や家族のための啓蒙書にとどまらず、一般の読者が読んでも満足する水準であり、うつ病の教養書といった趣です。

うつの正体について本当に知っている人だから書けた本
★★★★★
2008-06-24
うつに関する情報が多くなり、新聞でも雑誌でもテレビでも特集が組まれる。
うつ病に関する認知度が高まって、ある面ではそれはいいことだと思う。

しかし、安易な解釈がまかり通っているのも事実だ。

本書は、うつ病の歴史から、文学にあらわれたうつ病などのエピソード、
現在の治療法、薬物……と、「うつ病」とはそもそも何なのかを探る。

野村先生は最近増えている「双極性うつ病」の権威でもある。
これは一種の「躁うつ病」で、「うつ病」と同じ治療をしても効かないばかりか悪化させることもある。
かなりむずかしいことも書かれているのだが、文章が実にわかりやすい。
スイスイと読めてしまう。
こんな先生にカウンセリングを受けたら、たいていのうつ病はかなり軽くなるのでは
という気にさえなる。
これまでの野村先生の本の中でもベスト1と言えるだろう。

キーワードは「安易」である。

治療者サイドで言えば、「ゆううつ」ということばが患者の話の中に少しでも入れば
「あなたはうつ病です!」と診断して抗うつ薬を渡す。それもSSRI。
患者サイドでは、「元気がない」「仕事がつらい」「うつみたいです」……とずるずる休み、
そして「真面目すぎるとうつになるだって……」と自分を納得させる。
あるいは対人関係がうまくいかず周りを傷つけて、時には自分もリストカット……。
「この苦しみは誰もわからない!」――と。
どれもこれもうつ病でいいのだろうか、と著者は言う。

その通りだと思う。
私たちは改めて「うつ病」というもの、現代社会の病理というものを
腰を据えて考え直すべきではないだろうか。

「うつを治す本」とは言えないかもしれないが、はぐらかされた感じも
難解さも感じない。むしろ元気になるのはなぜだろう。
それは、「うつの正体」が見えてくるからだと思う。

うつに苦しむ人間は、「うつの正体」がわからずに悩んでいる。
それを知っている人だから書けた本である。

逆SSRIが効果を示している?!
★★★★★
2008-06-04
セロトニンのシナプスにおける再取り込み(逆流)を「促進」する薬が効果をもたらしている?!

うつといってもあのような状況で発症したものもあればこのような経過をたどっているものもある。これらはうつなのか、ほかの病気なのか?双極性II型障害ではないのか?非定型うつとは??

そう、古典的なうつの概念は今、大きな捉えなおしを迫られている。

さらにDSM-IVなる、よく言えば客観的、しかしその実非常にずさんな診断法の世界標準化によって、病気の本質が見落とされ、必要・有効な治療に結びつかず、社会や、臨床現場においてすら大きな誤解をもたらしている。

ギリシャ悲劇・旧約聖書の記述など、古代史から現在までの病気、治療史から現代のモノアミン仮説(セロトニン不足が原因とするものなど)の反例を挙げ、今後の治療への展望を述べる最先端の書。脳の栄養となるBDNFや患者の海馬萎縮にまで議論は及ぶ。そして安易な「単極性うつ」診断への警鐘を鳴らし、病気の本質を捉えなおした(帯参照)最新のうつ情報の書。

雑誌連載の再構成ということもあり、290ページを19の章にわけている。文体は極めて読みやすく、例も親しみやすいものを採用しており、おもしろい。

患者、家族、人事、気分障害の人を抱える職場の人は必読。

うつ病の舞台裏がよくわかる本
★★★★★
2008-06-03
うつ病の専門医として活躍中の野村先生の本なので手にとりました。
一般に出回っている病状等の解説書とはちがって、
「うつ」の歴史、解釈、これからの治療についてなどが、
文学などに題材をとって、くわしく、わかりやすく書かれているので
読み物としても興味深く読めました。
現在の「うつ病」ブームに一石を投じる良書だとおもいます。

うつ病からの脱出!
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