精神に効く薬の歴史がよくわかる
★★★★★
2008-05-11
訳者も述べているように、この本は精神に効く薬の歴史がよくわかる。「虚構」という興味深いタイトルにも惹かれる。最近のうつ病に関する健康番組、あるいは製薬会社のパンフをみても、ニューロン間隙図が出てきてアミン伝達量の過不足で説明するものがほとんどである。神経栄養因子仮説の説明までするところはほとんどない。医療側はまだよくわかっていないことをわかっているかのように、ある一面だけを強調し過ぎてはいないか。心を治すにはクライエントの自由意志がとても重要である。カウンセリングは自由意志に語りかけるが、薬自体が語りかけることはない。この本は脳の化学的現象を否定しているのではない。薬至上(市場)主義に警鐘をならしているのである。
実体験から申しますと・・・
★★★★☆
2008-04-05
私は現在、うつ病の治療を受けています。
その経験から少し意見を述べさせていただきたいと思います。
精神疾患を「脳」の問題か「こころ」の問題かで、
医師は二つの立場に分かれるといいますが、
たいていの医師は二つの立場の中間にいたいと思っているのではないでしょうか。
しかし、押し寄せる大勢の患者を診療時間内に診るには、
カウンセリングに時間を割けずに、
薬物療法主体の治療にならざるをえないというのが実状ではないでしょうか。
(ちなみに私の主治医は話をよく聞いてくれます。それだけで、身体的不調が緩和されることもあります。ただ、診察待ちの時間は平均三時間ほどです)。
一般に、精神疾患は社会的に孤立すると悪化するとされています。
その対策として「精神科デイケア」というものがあります。
私も利用していますが、その効果は大変個人差があるようです。
このように精神科医療というものは現在進行形で変わり続け、探求されている不確定の分野だと云えるのではないのでしょうか。
経験から言っても、日本の精神医学は疑問
★★★★★
2008-02-25
私自身、抗うつ剤を処方されていた経験がありまして、精神科医にかかっている時からその薬物療法には疑問を感じていました。
「医者の言うことは黙って聞いて、とにかく薬を飲みなさい」という態度です。
こころの問題は、本来精神分析や心理療法のように、医者と患者が全人的に取り組んで解決すべき問題であると私は思います。そうでなければ、直るものも直らない。
また、評論家の小野寺光一さんの、以下のような興味深い記事もあります。
http://sea.ap.teacup.com/applet/gamenozakkichou/182/comment#comment
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| 何故、気づかなかった! 『うつ病に立ち向かう、たった1つの方法』 |
| うつ病の患者が20年の苦闘の末に語る、うつ病からの脱出法 |
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