近年、「うつ」という言葉をよく聞くようになりました。
ストレスの多い生活を強いられる環境で毎日を過ごす現代人は、「うつ」になりやすいとも言われています。では、そもそも「うつ」とは何なのでしょうか?
「うつ」は、気分が落ち込み、外に出たり人と関わったりすることが面倒になる「気分的なもの」と解釈している人も多いかもしれません。でも、「うつ」は病気です。決して本人が怠けたいからそうしているわけではないのです。一番苦しいのは本人です。そこから脱したいと思っているのも本人です。でも、なかなか思うように行動できません。自分だけの努力では、どうにもならないもので「気の持ちよう」で簡単に治るものではないのです。
「うつ」になりやすい人とは?
まず、どのような人が「うつ」になりやすいのでしょう?
- まじめで責任感が強く、人任せにできない
- ひとつの物事に執着しやすい
- 他人の評価が気になる
- 几帳面
- 仕事熱心
- 完璧主義
- 自分に厳しい
- 感情表現が下手
- 自分の思っていることをなかなか口に出せないで遠慮してしまう
- 物事を白か黒かどちらかに決めないと気が済まない
勿論、このような人が必ずうつ病になるわけではありません。
なりやすいと言われているタイプの参考です。
「うつ」になる原因は?
何故、「うつ」になるのか、その原因は何なのでしょう?
大切な人を失った時、ストレスや慢性的な疲労がたまり身体のバランスを崩した時、人間関係で深刻な悩みを抱えている時等に、人は大きな喪失感を感じ、不安で仕方がなかったり、悲観的なことばかり考えたり、何もする気力が無くなったりします。
大抵は、ある程度時間が経過すると、このような状態は自然と解消され、元の元気な状態に戻っていくのですが、いつまで経ってもこのような状態が続き、あるいは悪くなっている場合、「うつ病」と言われます。
「うつ病」の身体的原因は現在のところまだ特定はされていませんが、脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン等)が正常なバランスを保てなくなって病気の状態を引き起こしていると考えられています。最初は何かしらきっかけになる出来事があったとしても、その最初の原因とは関係なく「うつ」の状態が続いていきます。
女性の場合、出産という本来喜ばしい出来事が「うつ」を引き起こすこともあります。特に初めての出産の場合は、周囲の期待や「良い母親にならなければいけない。」というプレッシャー、慣れない子育てに悩んで自信が無くなる、ということがきっかけになることもあります。
(※「うつと女性の関係」を参照下さい)
この他に脳腫瘍、脳血管障害、老人性痴呆、てんかん、パーキンソン病等の体の病気も「うつ病」になる原因として考えられます。
※「双極性障害」(躁うつ病)は「うつ病」とは違う病気です。
「うつ」の症状とは?
具体的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 意欲がなくなり、何に対しても興味や関心がなくなる。
- 将来に希望が持てない。
- 考えが進まない、悲観的になる、判断力や決断力が低下する。
- 仕事の能率が落ちる、ミスが多くなる。
- 気分が憂うつ、孤独感が強くなる、ひどく悲しい気持ちになる。
- なかなか寝つけない、何度も目が覚める、熟睡できない、朝早く目が覚める。
- 体がだるい(倦怠感)、頭痛がする、肩がこる、微熱が続く。
- 食欲の低下、口が渇く、体重の減少、便秘がちになる、あるいは下痢が続く。
- 不安でたまらない、どうにかしたいと焦ってばかりいる。
- 自分を責める、自分がだめな人間に思える。
- 行動範囲が狭くなる、動作が鈍くなる。
- 自殺したいと思うようになる。
初期の場合、上記のような症状が出ても「ちょっと体調が悪い」くらいに思って「うつ」が見逃されることがあります。また、このような時に病院の内科等で診察してもらっても「どこも悪くない。気のせいでしょう。」とか「少し疲れているだけ。」と言われる可能性もあります。
「うつ」は治るの?
「うつ」は治ります。そのためにこのサイトで「うつ」から脱出するための方法を書いたマニュアルをご紹介しているのですから。
ただし、完全に脱出するにはある程度時間がかかります。どのくらいかかるかは、人によって違います。あせらないで、あきらめないで、「うつ」から開放されるまで続けて下さい。「うつ」とさよならできる日が必ず来ます。
